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アルバムの裏話
こんにちは、akatsukikyoです!この度は「β世界線上のARIA」をお手に取っていただきありがとうございます。昨年、コンテスト受賞させていただいたOИEと、ARIA姉妹のIAの2人をfeatureしてお送りする今作。約1年半ぶりのCeVIOオリジナル作品となりました! 今回はCoDe of VIctim以来のドSなキョウさんです。攻めの作品となっておりますのでぜひ暴れながら(?)聞いていただければ幸いです! ほいで、akatsukikyoさんは毎回セルフライナーノーツを書くのを楽しみに、作曲している節があるので今回もお付き合い頂ければ幸いです。それではいきましょう!
0.イラスト
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、今回のジャケットイラストはgo_onぬさん。なんとOИEコンテスト受賞者でタッグを組んだ作品となったのです!これ、マジで偶然でして経緯を。いつもお願いしている方はちょうど別のご依頼をしている状況だったので、新たに絵師さん探そうとトゥイッターを見ていたんです。で、「ARIA姉妹作品にするならARIA姉妹めっちゃ描いてる人がいいよな」って事になって、上がっているイラスト見て「めっちゃいいな!」と思ったのがキッカケでした!(そりゃコンテスト受賞しますよね) 検索してご依頼をさせて頂いたので『受賞者同士』は完全な後付け設定です笑 そんなgo_onぬさんに描いていただいたイラストは作風にピッタリのカッコよく、でも何処か可愛さも残る絶妙な表情のARIA姉妹です!この表情のバランス感がめっちゃお気に入りです! 改めましてイラストありがとうございます!
1.カガミ
それでは楽曲の解説に移りましょう。 まずはミディアムテンポによる哀愁帯びた楽曲「カガミ」 今回攻め攻めの歌詞群で勝負に出ておりますが、そんな歌詞に写る自分から目を逸らしちゃいけない、というテーマを描いております。 「自分だけは違う」という意識によって、大小あれど人間誰もが持っているはずの感情を隠してしまいがち。 そんな逃避感情に対して”人間外の存在”が暗い側面をまざまざと見せる、そんなシーンを楽曲にしております。
2.β世界線上のARIA
CDタイトルにもなった楽曲ですが、完成したのは一番最後です。聞いていただくと分かりますが、”若干ラップ風”の歌詞にだいぶ苦戦しました。(最終的にラップ”風”だから別に韻踏まなくてもいっか!と思いっきり妥協しました笑) こういうゴリゴリにロックバンドサウンドなんだけど、ラップ的な要素が入るの嫌いじゃないです。結構カッコいいよね。過去作でもIA Englishで早口パート作ったり、akatsukikyoの中でも意外と頻出パターンになりつつあるかも。 歌詞のテーマは”メタバース” 世界を創造するなんて人類史においていつぶりだろうか? と大げさなお題で書いてみましたが、実際にはそれほど大ごとにならず落ち着きそうだな〜と思っていたりします(日本人特有かもですが、今まであったゲームの延長線上でしかないよね〜って感覚) でもでも可能性は無限大。β世界線で先駆者を目指す人達はきっと戦闘モード。ギラギラしているでしょう!
3.ヒハン虫
だいぶストレートなタイトルですが、テーマは”批判に耐え切れず朽ちてしまうクリエイター” どんどんと”作り手”が増えていく世の中ですが、それに伴って作品に対する否定的な言葉は絶対に生まれてくるもの。 ”ホンモノ”のクリエイターは負けじと進化していきますが、マイナス意見に負けてしまう人達も少なくないことでしょう。 もちろん真摯に受けとめて改善していくのが大切だったりするのですが、”ただ批判したいだけ”の人達が大半だったりするので、そんなに真に受けすぎるなよ!というメッセージを込めてみました。 個人的に”数年前に流行ったボカロ曲”って感じだなぁ…と思う曲です笑
4.アンチフレームワーク
この作品では一番古い曲です。と言っても2022年の冬くらいに作ったやつです。タイトルが表す意味は”私の事を属性で捉えないで!”です。 例えば、オフィスワークとかだと「女性としての意見はどう?」みたいな会話って結構飛び交うかと思うのですが、あれ、イラっとしないのかな〜と勝手に心配した時に思いついたテーマです。 その人にとって必要なのは”自分”ではなく”属性” 個人的にめちゃくちゃ悔しいなと思う反面、”自分”を求められる努力も必要だな〜と歌詞を書きながら考えておりました。 いつか”作曲家”としてではなく”akatsukikyo”として求めてもらえるように、もっともっと頑張らなきゃな!笑
5.Drive my heart
…いつもこれ、最後をdesireって書いちゃいます(分かる人は分かるやつ) 前半はちょっと”ジメジメ感”が混じった雰囲気の曲調が多めですが ココからより攻めの姿勢でお届けしていきます。そういえばIAソロ曲は久々かもですね! CeVIOAIverのIAはかなりクセ強なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、今回は、ほぼベタ打ち+メロダイン先生でいじっています。(テンポ早い曲はこうするのが良さげ) 曲調的にもIAを当てたのは実験的だったかもしれません。 歌詞のテーマは、堕ちかけた人生でも諦めずに夢を見る人。堕ちるのって簡単なんですよね。重力に任せるが如く、頑張らなければいくらでも堕ちる。でも、どうせ死ぬ命。せっかくなら夢を追いかけなきゃ。苦しくて、もがく日々こそが実は幸せだったりするんですよね。それが夢路であれば。 決して明るい光ではない曲ですが、何かを頑張るエネルギーにしていただければ幸いです。
6.HATTARI勝負
今までのakatsukikyoには無い雰囲気じゃないかな?と思うこちらの楽曲。オラオラ系って感じですよね(笑) でもそのオラオラは虚勢。本当は弱い心を露呈して楽になりたいけど、HATTARIキメて生きているんだというイメージで作ってみました。でもハッタリって悪くないもので、歌詞中でも「誤魔化す」とかなんとか言ってはいるものの、今の自分の120%で乗り越える経験は絶対に成長へと繋がっていくと思います。特に作曲なんて一生「ハッタリ」じゃないかな?上を見たらキリがない。きっとトップランナーですら理想の境地にはたどり着けず”今”の最高で戦っているんだと思います。ちなみにハッタリをHATTARIと書いたのは「ARIA」って入ってるじゃんという浅はかな理由です。まさにハッタリですね。お後がよろしいようで。
7.Distorted Creature
直訳は”歪んだ生き物”歌詞でも分かりますが、「人間」を唄い上げた楽曲。β世界線は、表向きはメタバースのような概念をイメージした言葉ですが、裏テーマは”人間の二面性”を二つの世界線と見立てた物。そんな表と裏を持つ歪な生き物に、時々気持ち悪さを覚えてしまう事ってありますよね。でも、それは自分も同じ。「カガミ」で描いたように、聖人君子なんて幻想は捨てて自分や相手の裏面もしっかり受け止めなくちゃなと思います。作品のラスト、という曲だったので久しぶりに攻め攻めのギターソロを弾きました。ほぼほぼアドリブなので再現はできません(笑) ただ個人的にライブハウスでやったら気持ちいいだろうな~と思う楽曲です。でも多分バンドでやるとド頭の「デーデーデッ」を合わせるのが一番難しいんじゃないかなあ……
という事で「β世界線上のARIA」いかがでしたでしょうか? 「君の名前」でakatsukikyoを知った方にとっては予想外な作品だったかなと思います。(正直ギャップが不安だったり……笑)でもでも、今作のテーマのように、こうした二面性があるからこそ、表側の世界により深みが増すんじゃないかな?と思います。(この考えは憧れのアーティスト達からの影響です)
という事でこの春は、別サークル名義ですがもう一作品、制作を進めております。マジでおかしいよこの人。またCeVIOオリジナル曲の方ではそろそろSNJシリーズの最新作にも取り掛かろうかと思っておりますので、ぜひ今後とも応援よろしくお願いします!
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