作曲×歌い手×小説 プロジェクト『海の闇に白を灯す』HPはコチラ!

歌詞『TrackNo1』

夏、朝、軽い頭痛
寝起きで開けた冷凍庫
昨晩買ったアイスクリーム
甘い誘惑 辛い重圧?
気づいた時にはスプーン出していた

乗るべき電車は反対のホーム
朧げな記憶の乗り換えルート
帰巣本能? 命は海へ
夏、夢幻の物語
そんな大層な話じゃないけど
気づいた時には砂浜の上
喉が渇いたコンビニストア
予備に買ってた2本目のお茶が
すでに灼熱で私ってバカだ

でもだからこそ、見える青空
案外こうしたストロールって
珍しくないと賑わう渚
夏に恋して、夏に泣いた

たどり着いた場所でさ……
頑張ってはみたんだよ
だけど、心のどこかで
「これは私の人生じゃない」って
叫んでいる何かがいたんだ
迷い続けて何年経った?

足踏みばかりの生存本能
寄せては返す波のように
私の夢は叫び続ける

答えはもう此処にあった
すでに目の前には海があってさ
寄せては返す波を越えて
焦がれていた向こうに行きたかったんだ

苦しい事も見えていたから
怖がっていただけなんだろうな
でも、そんな時間さえも夏に溶けて
夢のような想い出になる
きっと私は、朝食べたアイスの味を
この先ずっと忘れないんだろうな